皆様のビザについて業務をしていると、日本のビザについて妙なウワサを聞くことがあります。
”留学ビザは独身しか許可されない”とか、”家族滞在ビザの子どもは海外にいても児童手当をもらえる”とか、”家族滞在は両親ではなく、おじさんおばさんの養子になった方が許可が降りやすい”など、、、。
このようなウワサは全てウソです。
なぜこのようなウワサが出てくるのか理由はよくわかりませんが、決してウワサをそのまま信じないでください。
どれだけ注意しても専門家じゃないんだから、どのウワサがウソでどれが本当かなんてわからない、と言われたことがあります。そりゃそうでしょう。だから気軽に行政書士に相談してください。当事務所でも相談料無料で対応しています。
もしウソと分からず、ウワサを信じて間違ったビザの申請をした場合、後々大変なことになります。
上記で紹介した”留学生ビザは独身しか許可されない”というウワサを信じて、結婚して子供もいるのに”独身”で留学ビザを申請した人がいました。その後順調に学校を卒業して、就職もできました。やっと日本の生活も安定したので、母国から奥さんと子供を家族滞在ビザで呼び寄せようとしたら、家族滞在ビザは不許可になりました。理由は”ウソをついた人の申告は信用できないから”ということです。
入管には、その人が申請したビザに関するすべての書類が記録されています。パスポートと在留カードはもちろん、どんな書類にどんなことを書いていつ提出したかも、たとえ不許可の場合でも、すべての情報が記録されています。
上記の場合だと、入管が留学ビザを申請した何年も前の書類を確認して、今回申請した家族滞在ビザの書類とで、結婚した年月日に矛盾があることを見つけられました。結果留学ビザを申請した時のウソが原因で、そのようなウソをつく人は信用できないから家族滞在ビザは不許可にするという判断です。
この人は、この小さなウソ以外はまったく問題を起こしていませんでした。しかし入管では許されるものではありません。
不許可になった後、なぜ留学ビザの時にウソをついてしまったか、そのウソを教えた人がだれか、ウワサを信じてウソをついたことをどれだけ反省しているか。教えた人がビザについて誤解をしていたこと、これらを全て文書で作成し、ビザを申請して、なんとか許可されました。
家族滞在ビザで子どもを呼寄せて、子供の住民票を作ったらすぐに母国へ帰らせて、児童手当だけ受け取りたい、といった相談を受けたことがあります。絶対にそんなことをしないよう強く注意しました。そんなことをしたら不正受給で摘発されて、自分のビザまで取り消される可能性があります。
日本の入管や役所は、日本の法律に基づいてすべての業務を行っています。勝手に役所が法律を変えたり無視したりすることはできません。なので外国人の方も正しくまもって活用すれば、日本の法律は最強の武器になってあなたを守ってくれます。しかしもし違反したら、外国人でも日本人でも、どこまでも追い詰めてくる最も恐ろしい相手に変わります。
ビザだけではなく、日本の法律や規則で迷っていることや、不安なことがあれば、いつでも気軽に連絡してください。日本の法律があなたを守るように全力でサポートします。
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