
2025年末の記事では、入管制度の見直しについて「2026年に予定されている変更や検討段階の論点」を整理しました。
2026年2月の報道では、その一部について運用開始日や改正案の枠組みが示され、内容が具体化しつつあります。
今回は、その動きを企業実務の観点から整理します。
報道によれば、在留資格「技術・人文知識・国際業務(技人国)」で外国人を派遣形態で就労させる場合、
とされています。
これまで指摘されてきた、派遣先で単純労働に従事している事例への対応とみられます。
企業側で確認しておきたいのは、
という点です。
誓約書は形式的な追加書類に見えても、業務内容の整合性がより厳格に問われる動きと整理できます。
別の報道では、
とされています。
さらに、
といった実態確認強化も報じられています。
これは、在留資格ごとの個別管理というよりも、受入れ機関単位での適格性確認を横断的に行う方向と見ることができます。
企業としては、
を事前に整理しておくことが重要になります。
報道では、2028年度に導入予定とされる電子渡航認証制度(JESTA)について、入管難民法改正案の概要が示されています。
JESTAの対象は、ビザ免除国からの短期滞在者とされ、入国前にオンラインで事前認証を受ける仕組みです。
改正案の概要として報じられている内容は、
というものです。
つまり、入国管理を空港到着後ではなく「搭乗前」の段階で行う制度設計が想定されています。
企業実務との関係では、
などにおいて、渡航前の確認工程が増える可能性があります。
現時点では導入前の段階ですが、将来的にどの部署が認証確認を担うのかは実務上の検討事項になります。
同じ改正案の概要として、在留外国人が行う在留手続の手数料について、法律上の上限額を引き上げる方向が示されています。
報道によれば、
とする案が示されています。
現在は、これらの手数料の法律上の上限は1万円とされていますが、その上限を引き上げる内容です。
ただし、ここで示されているのはあくまで法律上の上限であり、
という点は重要です。
さらに、
といった具体的な設計は、現時点では明らかになっていません。
したがって、すべての在留資格が同額で引き上げられるといった前提で判断する段階ではありません。
制度の枠組みとして上限が引き上げられる方向が示されたにとどまり、実際の金額や区分設計は今後の政令で決まることになります。
企業にとっては、
を、中長期的に確認しておくことが現実的な対応となります。
今回の報道を通して見えるのは、
という流れです。
突然の制度変更というより、これまで示されてきた「適正化」の方向が、具体的な運用や改正案の形で整理され始めた段階と理解できます。
御社の雇用形態や業務内容が、現在の運用強化の方向と整合しているかどうか。
必要であれば、個別の状況を前提に整理いたします。
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